「F」

舞台の上
得意気にギターを掻き鳴らし
格好いいだろうと見せ付けるように
叫んでいる

でも誰もが最初から弾けない様に
コードを覚える所から始まり
躓いて諦めかけても
乗り越えた今がある

懐かしいもので
ギターを教えてくれた人が居たのに
今では教える立場さ
誰もが乗り越えれる訳でもないけど

趣味で終わる人も居るし
活躍できる人も居る
挫折する人も沢山で
だけど一つの縮図

何処ででも乗り越えられるかの
壁は立ち憚る
其処を乗り越えられるかが
成長と呼ばれるだろう

もちろん孤独では出来ない事も
一人でしか出来ない事も
多種多様にあるだろうさ
だけれどその一歩が自分を変える

舞台の上
得意気にギターを掻き鳴らせるのは
格好いいだろうって胸張れるのは
乗り越えて此処まで来た自分を

誇れると思っているから
自信過剰でもなく
卑下でもない
努力が導いて掴んだ

僕の未来の可能性を
現実に変えた歌
名前はわかるだろう
そう誰もが知る壁さ


「F」


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