原点出発

子供の頃
疑わずに世界を見れた
あの日の心は
もう返って来ない

夢描いた世界の彩とは
現実は歪で無垢な心は
一瞬で壊され
破片は錆び付いて行く

自分の責任を逃れたい大人は
成長させ現実を教える為と
言い訳に逃避しては
歪な正義を信じては貫いてる

その姿に何よりも絶望した事を
大人は気付かない
気付かないふりをして
信じる以外に道はないと頷いた

痛みを和らげる為
先に教えた優しさもあった
だけれど本人は認めない
そして他者は視界にすら入れはしない

子供の頃の心を取り戻す事が出来ないのは
果たして誰なのか
気付いているのは誰か
知らない真似をしているのは僕か

失ったものを取り戻せないのは
痛みを繰り返すのを恐れるから
それを学習と呼ぶのは
単なる自己防衛

誰なのか何て簡単
全てであり繰り返されてるだけ
その螺旋が終わる日を
誰もが夢見ても怖くて動けない

だからこそ断ち切るのは
勇気に一歩を踏み出せる者達

『子供の頃の自分』


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