運命を壊す革命

力無き者に非情な世界
夢に溺れる者は
意味無き妄言を繰り返す
そして何処にも届かない声

自身に刷り込む暗示の如き
その呪詛は世界に絶望した言の葉
だが本当はそれでも何かに縋りたかった
助けを求める言の葉

誰かの語る人の世の必然
それが全ての真実であるならば
逆らえぬ残酷な物語は
どうやって受け入れるのか

全ての財を手にする者
それが誰かに定められていたとしても
現状に笑う事が出来る人間は
逆らう事などしない

自身の世界の最悪が
全て決定事項ならば
変革など望めないかも知れない
だけど今の現状に頷けはしない

結束し自身の未来を
確実のものにしようと
変革を革命を起こす
それも単なる悪循環に過ぎなくとも

命の消滅は繰り返し
循環の渦に眠るだけ
しかし弱者と定められた者が
本当に望むは一つだけ

必然と運命と語られる
形無き恐怖の破壊のみ
それが理不尽な自身の人生を
覆せる唯一の手段なのだから


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