暗闇の中で見た白

何時から始まった
一人ぼっち
悲しみも喜びも
行く先が無いと言うのに
心は枯れる事無く
感情を生み出してた

どんなに泣いたって
君には届かない
どんなに笑ったって
君には伝わんない

一人電線の上の
綱渡りの様
支えるものなど失って
不安定な足場に
落下寸前の現在

落ちてしまえば
何かが変わるでしょうか
答えてくれるはずの誰かは
もう何処にも居ないと言うのに
零れた言葉は虚空に吸い込まれる

何時から消え失せた
取り巻く人
哀しみも楽しさも
分け合い共有したのに
心が慣れた過ち
幸せを履き違えた

我武者羅に生きたって
孤独には勝てない
光を求めて
走ったって暗闇

きっと幻の中の
物語なんだ
信じるものなど分からずに
叫んでいる心を
騙し嘯いて沈黙

知ってしまえば
全てが大切だった
零れては止まらない涙は
もう誰にも見届けられない
溢れた言葉は儚き叶わぬ夢

どんなに泣いたって
君には届かない
どんなに笑ったって
君には伝わんない

我武者羅に生きたって
孤独には勝てない
光を求めて
走ったって暗闇

この手を伸ばしても
何一つ掴めない
それでも伸ばす手は
最後の願望

そんな僕の手に
世界が魅せた表情は



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